こんなトイレもあるんですね

いろんな駅トイレいろいろ〜日本全国トイレ図鑑〜

 もう本当に、こんな所まで見ていただいて、どうもすみません。申し訳ないです^^);;;;;;;;;;;;;;;;×2。

 この調査を始めて、気がつくことがひとつ。それは「全く同じ形のトイレって、そんなにない」ということなんですね。実に様々な外見・構造のトイレが多く、その奥ゆかしい個性の主張の仕方?に思わず見とれてしまうこともあります(私って、変な人ですねえ。)
 そこで、今まで何となく撮っていたトイレの写真を公開してみようかな、と思い、こんなページを作ってしまいました。

 駅管理にかかるトイレもそうですが、「駅は町の顔」という認識が行政の皆さんを中心にあるのか、駅にある市町村管理のトイレはいずれも立派なものが多いです。

 それでは、お暇な方だけご覧下さい。


1.駅トイレの配置いろいろ
☆駅舎と別棟の典型例

 姨捨(おばすて)駅(篠ノ井線・長野県)。駅舎の右側に見える小さな建物がトイレです。トイレも本体である駅舎の雰囲気に合わせた作りになっていますね。改札を出て左側です。

 トイレの入り口付近に、上がとがった立て看板のようなものが見えますが、これは駅名の由来にもなった地元の姨捨伝説の説明板です。この説明板がトイレのついたてを兼ねているんですね。

☆駅舎と同棟の典型例

 今庄駅(北陸本線・福井県)。写真左手、柱が3本立っているあたりがトイレです。改札を出て右側にありました。

 駅舎と同棟になっているトイレは、都市のターミナル駅をはじめ、全国各地に地域の偏りなく見られます。

 気付いたとなんですが、トイレと駅舎が同棟になっている駅って、陸屋根造り(屋根が平らになっている)が多くないですか?ってそんなこと思うのって、私だけでしょうか。

☆トイレが駅舎内にある場合の典型例

 津軽新城駅(奥羽本線・青森県)。東北は厳寒の地。特に日本海側にある各駅は、冬、一旦外に出て雪まみれになりながら、寒い思いをしてトイレに駆け込むことをしなくてもよいように、駅舎内(大抵は待合室横ですね)にトイレがあります。

 一方大都市のターミナル駅にもこういった作りの駅が多いですが、当然ながら両者は全く違う発想に基づいて作られたものであることが明らかですね。

 全国的には少ない配置のトイレです。

☆改札内にしかトイレがない典型例

 柏原駅(関西本線・大阪府)です。都市部の駅に多い形がこれ。駅舎と同棟になったものが多いですが、この駅は駅舎と別棟になっています。

 トイレを管理する側からすれば、いろいろな事情があって、改札内にしかトイレがない方が何かと都合がよいのかもしれません。

 ちなみに写真のようなタイプのトイレは調査者泣かせのトイレでして、一見改札外にもトイレがあるように見えるため、一旦改札を出ないと真相が分かりません。で、降りてみて入口がなくがっかり・・・。そんなパターンが都市部では多いです。

2.珍トイレさん。
☆トイレそしてトイレ。

 野辺山駅(小海線・長野県)。写真を見て下さい。奥の平らな屋根のトイレが駅のトイレ。そして手前、アーチ型の屋根のものが村管理のトイレです。

 2つのトイレは別棟になっていて、全く別個のものです。ここは夏は避暑地・冬はスキーで賑わう場所。多客時に備えて、たくさんトイレが必要なんでしょうね。

 しかしトイレの横にさらにトイレとは・・・。2つのトイレを一緒にしてしまえば良かったのにねえ・・・。

☆トイレの上は、展望台。

 山寺駅(仙山線・山形県)。すごいですね、これ。ここは目の前に有名な山寺が広がる駅。少しでも高いところから眺められるようにと、トイレの上に展望台が出来ていました。同様の例は日生駅(赤穂線・岡山県)の公衆トイレなどで見られました。いずれも景色の良いところにある駅に多いですね。

 用を足してスッキリしたあとは、上の展望台で気分もスッキリ♪

☆豪華トイレさん。

 栗東駅(東海道本線・滋賀県)。この家のような立派な建物、実は公衆トイレなんです。私の家より立派ですねえ。パッと見にはトイレとは気がつかないくらいです。

 建物の中央から木が出ていますが、この木は中央にある休憩所から生えているんですね。

 障子が入っていたり、休憩所のある公衆トイレ。こんなトイレ、そうそうないですよ。やりますな、栗東市。

☆合体トイレさん。

 九頭竜湖駅(越美北線・福井県)。少し分かりにくいんですが、公衆電話の横、扉の開いている部分が駅管理のトイレ、その隣、建物を隔てて細長い窓のついている壁部分が、おとなり道の駅管理にかかるトイレです。つまり、管理元の違うトイレが隣接しているんです。野辺山駅と同じですね。

 ここが変わっているのは、このトイレが中でつながっていることなんです。壁はありますが、中で行き来することができます。ずらっと並ぶ便器はなかなか壮観?

☆豪華トイレさん2。

 こちらは上野さんから頂きました。高麗川駅(八高線・埼玉県)です。

 豪華ですね。左上の写真はトイレのプレートですが、「カワセミ手洗い舘」とあります。プレートから、日高市の公衆トイレであることが分かりますね。トイレなのに、名前が付いています。トイレなのに、時計と、屋根の部分に鐘がついています。気合いが入ってますね。

 こんなトイレを使える地域のみなさんは本当に幸せですね。
☆豪華トイレさん3。

 こちらはえくすさんから頂きました。石見津田駅(山陰本線)です。右上はトイレのプレートですが、最近このタイプの行政が管理するトイレが増えてきました。

 いずれも管理が行き届いていて美しく、使わせていただいていても非常に気持ちいいですね。全体的には、写真のような和風な造りのものが多いでしょうか。

 これからどんどん増えていってほしいですね。
☆これもトイレ。

 こちらもえくすさんから頂きました。波根駅(山陰本線)です。

 ちょっと不思議ですよね。普通、駅のトイレって、入口に扉がないか、あっても押すか引くかして開ける扉ですよね。これは戸板でしかも引き戸です。パッと見るとといれとは気付かないくらい。

 私、何故かスキー宿の部屋を思い出してしまいました。

 で。このトイレ。戸を開けると中は畳敷きで、小さなコタツが・・・ないない。普通のトイレだそうです。

☆絶景かな。

 こちらは川口さんからいただきました。前空駅(山陽本線)です。写真はトイレの中の様子。

 奥に見えております風景は、かの有名な安芸の宮島。小便をしながらこんなよい風景を堪能できるなんて、なんと素晴らしいのでしょう。こんなトイレ、あってもいいのでしょうか。

 ここを訪れたら入らないとソン?是非おためしあれ。


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