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大阪駅Osaka
 
◆駅に佇む〜大阪駅ルポルタージュ〜(夕刻→終電後)
 ここは、大阪駅のルポルタージュです。時間を追って、見て行きましょう。なお、時間は平日・休日・時期などにより若干前後します。また内容は取材日現在です。その後のダイヤ改正等により状況は変わることもあると思いますので、ご注意ください。

 取材日:2003年5月24日、5月28日、6月1日、6月7日、6月14日、6月15日、6月21日、6月22日、6月23日、11月23日

17:00
 平日なら、この時間になると夕刻のラッシュが始まります。新快速・快速電車の一部は3・4番、9・10番のりばから出発するようになり、大阪仕立ての電車も出てきます。

17:47 10番のりば
 夜行列車の先陣は、函館行き寝台特急「日本海1号」。走行距離が長いので、18時前に出発します。函館へは明朝11時27分着。
日本海1号

18:00頃 各のりば
 平日ですと、この時間帯が夕通勤客の第一のピーク。各方面に向かう列車は間断なく発着し、東海道線を中心に大変な混雑を見せます。

19:04 3番のりば
 長野から「(ワイドビュー)しなの18号」の到着です。「しなの」の1往復大阪乗り入れ体制は古く国鉄時代からあり、JRになっても続いているのは嬉しい限りです。
(ワイドビュー)しなの18号到着

19:53 2番のりば
 京都からやってきた、山陰行きの昼行特急最終となる智頭急行線経由鳥取行き「スーパーはくと11号」が発車です。鳥取へはその俊足を活かして、2時間半後の22時18分到着。
スーパーはくと11号発車

19:56 2番のりば
 「スーパーはくと」が出た3分後、同じホームに高山からの「(ワイドビュー)ひだ34号」が到着。休日なら家に帰るのか、大きな土産物袋を持った観光客の姿で賑わいます。
(ワイドビュー)ひだ34号到着

20:12 1番のりば
 この時間には遠く北近畿タンゴ鉄道宮津まで足を延ばす特急「タンゴエクスプローラー4号」が出発します。ミュージックホーンを鳴らしながら賑やかに走っていく姿は、思わず名鉄電車を想像してしまいます。

20:17 10番のりば
 「日本海1号」が出発してから2時間半後、今度は青森行きの寝台特急「日本海3号」が発車します(写真は日本海1号のものです。)。1号はJR西日本受け持ちになっていますが、この3号はJR東日本が受け持ちます。
日本海

 これくらいの時間から、夜行列車のゴールデンタイムになってきます。

20:33 4番のりば
 続いては鹿児島本線経由西鹿児島行き寝台特急「なは」の出発です。西鹿児島到着は明朝10時23分、14時間ほどの長旅です。列車は新幹線接続を意識して、おとなり新大阪始発になっています。
4番のりばに停車する「なは」

20:51 11番のりば
 この時刻、北陸方面昼行最終となる金沢・富山行き特急「サンダーバード49号」が11番のりばから出発します。エル特急の名にふさわしい本数を維持する「雷鳥」「サンダーバード」ですが、この時間をもって大阪発はなくなります。富山には日付が変わった0時2分の到着。
11番のりばと最終サンダーバード

20:56 4番のりば
 京都から、長崎・南宮崎ゆき寝台特急「あかつき・彗星」号が到着。もともとはそれぞれ独立した列車でしたが、今は門司まで一緒になって走ります。長崎には8時54分、南宮崎には10時41分の到着です。6分の休憩後、21時02分に目的地に向けて出発。
あかつき

21:00頃 3・4・9・10番のりば
 休日ならこの時間帯、長距離列車が到着するホームは観光地から帰ってきた旅客で賑わいを見せます。手には大きな土産物。自宅までもう一息、といったところでしょうか。また入れ替わりに大阪から出発する長距離列車も増えてくることから、大阪を出発する旅客もホームにちらほら姿を見せます。
3・4番のりばの様子

21:44 10番のりば
 続いて10番のりばからは長野行き急行「ちくま」の出発です(2003年に季節臨時列車に格下げになりました。写真は格下げ後のものです。)。
急行ちくま

22:00頃 バスのりば
 一方、各地へ向かう夜行バスは、この時間に出発のピークを迎えます。この時間から0時前まで、10本を越える便が首都圏などに向けて次々に出発。行った日は軒並み「満席」の表示が出ており、人気の高さが伺えます。

22:00過ぎ 各ホーム
 このくらいの時間から、ホームのキオスク・売店はぱらぱらと閉店するところが出てきます。夜行にご乗車の折りは、お早めに買い物を。

22:22 10番のりば
 東京行き寝台急行「銀河」が発車します。ヘッドマークも付かない地味な列車ですが、ビジネス客を中心に意外と人気があります。東京着は6時42分です。
寝台急行銀河 ホームを出て行く銀河号

23:00 中央コンコース
 一番大きなみどりの窓口はこの時刻まで。長距離切符は早めに買っておきましょう。

23:14 8番のりば
 東海道線上り、米原まで行く最終の快速電車が発車です。米原着は1:03。

23:15 1番のりば
 米子行き急行「だいせん」が出発します。列車は2両編成。車内は空席が目立つことが多く、先が少し不安になってしまう列車です。
急行だいせん

23:26 11番のりば
 今や数少なくなった急行の発車が続きます。この時刻には米原経由の新潟行き寝台急行「きたぐに」が出発。数少ない583系を使った定期列車です。
急行きたぐに

23:30 1・2番のりば
 大阪駅で一番早じまいなのがこのホーム。23時25分に丹波路快速篠山口行きが出てしまうと、このホームを出る列車は翌朝までありません。この時間になると早くもホームは消灯、エスカレーターも止まり、階段にもロープが張られます。ひとあし早くおやすみなさい。
柵をされた1・2番のりば ホームの明かりが消えた1・2番のりば

 ・・・これくらいの時間になると、平日ならそろそろ帰宅客が大詰めを迎えます。各地へ向かう電車も、ぼちぼちと最終が出始めます。それぞれが帰る方面の電車に向けて、小走り開始。家へ帰るのは時間との勝負になってきます。

23:40 6番のりば
 平日なら、この時刻にこの日下り新快速の最終になる姫路行きが出発します(土休日は23:20発が最終)。20分後に出発する快速とでは姫路着が約1時間違うためか、駆け込み乗車が目立ちます。

23:40 8番のりば
 時を同じくして、8番のりばからはこちらも上り新快速の最終となる野洲行きが発車します(土休日は23:20発が最終。画像は土休日のものです。)。
新快速

23:56 3番のりば
 大分行き寝台特急「富士」の出発。車掌さんと運転手さんは短い無線のやりとりをし、しばらくすると濃いブルーの車体がゆっくり動き出します。
富士の発車

0:02 5番のりば
 西明石以遠、姫路まで行く快速電車の最終列車の出発です。平日はもちろん、土休日でも結構混雑する電車です。
最終の快速

0:05 6番のりば
 最終の快速を受けて向かいの6のりばから出発するのは大阪発のJR宝塚線最終新三田行き。これ以降は尼崎で乗り換えになります。

0:09 環状内回りのりば
 この時間、環状内回り、西九条方面の最終電車が発車します。外回り線は終電まであと40分ほどありますが、内回りは先に終了。
環状内回り最終

0:20 8番のりば
 東海道線上り、京都以遠野洲まで行く最終快速電車の発車です。

0:28 6番のりば
 緩行線最終の西明石行き各駅停車の出発です。大阪を出発する東海道線下り通勤電車は、これ以降なくなります。最終なので、大抵待ってくれます。この日は2分遅れて出発していきました。

0:32 11番のりば
 下関発東京行きの「あさかぜ」が出発します。東京へはすぐあとに来る「サンライズ瀬戸・出雲」に抜かれて7:33の到着。
あさかぜの表示幕

0:35 11番のりば
 「あさかぜ」出発の3分後、高松・出雲市発の東京行き「サンライズ瀬戸・出雲」が同じホームに入線します。2分後の37分に出発。東京へは7:08の到着です。
サンライズ瀬戸・出雲

0:39 7番のりば
 東海道線上り最終の高槻行きが出発。こちらもこのあと電車がないためか、割と待ってくれることが多いようです。「上り、あと3人ー!」階段下から駅員さんの声が聞こえます。階段を駆け登ってきた3人を拾い、定刻より3分遅れて発車。終電独特の気だるい空気を残して出発していきました。この電車をもって東海道線近距離電車は上り下りとも終了します。
最終高槻行きの到着

0:43 環状外回りのりば
 大阪始発の京橋行き、環状線大阪発の最終電車の発車です。大阪始発の電車なので空いたまま駅を出ていきます。そして、この電車をもって大阪駅を出る近距離電車は全て終了します。あとは到着電車と長距離列車のみになります。
環状外回り発車

1:09 3番のりば
 大阪を出発する最終列車はこの列車。下り熊本・長崎行き寝台特急「はやぶさ・さくら」です。奇しくも大阪駅の始発列車・終発列車とも同じ列車になっています。
はやぶさの到着

1:10 7番のりば
 西明石駅を0:07に出た各駅停車の大阪止まりが到着します。この電車が本日の最終電車。これ以降は出発する電車も、到着する電車もなくなります。

1:10 構内
 人気のない構内に、本日の電車は終了したこと、駅構内にとどまることは出来ないこと、早く駅構内から出ることを促すいわゆる「追い出し放送」が響きわたります。この時間になると中央出口しか開いていないため、中央改札から出ることになります。

 同時に警備の方が駅構内に残っている人を外へ誘導します。酒に酔った人の介抱、何故かトイレの個室に隠れている人が居るなど、気苦労は絶えないようです。写真を撮らせてもらえるように頼みましたが、NGとのこと。「気ぃつけて帰りや〜」のお言葉を頂き、構内をあとにしました。

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たくさんの人波はいずこかへと去り・・・(5番のりば)
5番のりば

そして誰も居なくなった・・・(中央2階通路)
中央2階通路

誰も通らなくなった改札の向こう、一人佇む青年は何を思う(中央コンコース)
中央コンコース

宴のあと。(5・6番のりば)
5・6番のりば

辺りを支配するのは、静寂(7・8番のりば)
7・8番のりば

誰も居なくなると、駅の構内って広いですね。(中央コンコース)
中央コンコース

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1:20 中央北出口
 シャッターが半分降りた大阪駅。これから駅は、明日の始発までわずかな眠りにつきます。この日シャッターが完全に降りたのは、2時過ぎでした。
中央北出口

 大阪駅ルポルタージュはここまでです。最後までご覧頂きありがとうございました。引き続きご覧になられる方は、

 中2階・2階通路に行く
 中央口改札に行く
 御堂筋口改札に行く
 桜橋口改札に行く

 のいずれかへお進みください。


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