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大阪駅Osaka
 
◆駅に佇む〜大阪駅ルポルタージュ〜(始発→データイム前)
 ここからは、大阪駅のルポルタージュです。時間を追って、見て行きましょう。なお、時間は平日・休日・時期などにより若干前後します。また内容は取材日現在です。その後のダイヤ改正等により状況は変わることもあると思いますので、ご注意ください。

 取材日:2003年5月24日、5月28日、6月1日、6月7日、6月14日、6月15日、6月21日、6月22日、6月23日

4:00 中央口
 大阪駅の朝は早いです。この時間にはすでにシャッターが開きます。シャッターの前には前日の夜をキタ周辺で過ごした「徹夜族」の姿がちらほら。みなそれぞれのホームへと散って行きます。
早朝の中央口
 コンコースにも人影は少ないです。

4:31 10番のりば
 大阪駅から乗車できる一番列車はこちら。4時29分入線、4時31分発車、長崎からの寝台特急「さくら」と熊本からの「はやぶさ」、東京行きです。ともに前日の16:50と17:30に始発駅を出発、夜通し走り続けてきた夜行列車です。時間帯が悪いので、この日は2人が下車し、1人が乗車したのみ。大阪駅は毎朝、この列車からスタートします。また時刻表上は運転停車のため停車時刻の記載がありませんが、下り高松・出雲市行き「サンライズ瀬戸・出雲」も乗務員交代のための運転停車で3・4番ホームに入っています。といいますか、下の写真、水平がとれてないですね。すみません。
さくら・はやぶさ到着(大きい画像サイズ:約120KB)

4:41 環状外回りのりば
 通勤電車ではこちらが一番電車。環状外回り、京橋・天王寺方面行きが出て行きます。このあと続いて内回りのりばから4時48分発環状内回り西九条・天王寺方面行きが出発します。
環状外回り初列車(大きい画像サイズ:約120KB)

4:48 環状のりば
 この時間帯、ホームには乗客の姿はまだまばらです。清掃の方々が目立ちます。
環状線ホームの様子(大きい画像サイズ:約120KB)

5:00 7番のりば
 東海道線の上り普通電車草津行きが出発。朝ラッシュ時に備え、遠く草津まで足を伸ばす通勤型電車が、ゆっくりと出ていきます。この2分後、東海道・山陽線下りの西明石行き普通電車が出発。主要路線が動き出し、大阪駅の朝は本格的にスタートします。
7番のりばの様子

5:30 中央コンコース
 この時間、この駅では一番大きな中央コンコースみどりの窓口が営業を開始します。

6:00 各のりば
 これくらいの時間から、各のりばではキヨスクが7時の開店へ向けて準備を始めます。キヨスクはほぼ各ホームにあり、おおむね午前7時から午後10時50分(休日は午後9時50分)までの営業。下の画像は6時すぎのものなんですが、働く人と、その横で寝てる人。夜の名残と朝の始まりが同居する画像です。
キオスク

6:48 2番のりば
 この時間帯から夜行列車の到着ラッシュが始まります。一番手は、新潟からの急行「きたぐに」。
きたぐに到着

6:51 9番のりば
 夜行列車の到着時間帯と前後して、平日ならゆるやかに朝のラッシュが始まります。平日のこの時間には早くも新快速の一番電車(上り大阪止め)が到着します。2分後には5番のりばから下りの始発新快速も出発。

7:01 10番のりば
 続いてやってくる夜行列車は米子発の急行「だいせん」。ディーゼルなので、静かな構内が一瞬喧噪に包まれます。
だいせん到着

7:05ころ 11番のりば
 北陸線特急の一番列車となる7時12分発富山行き「サンダーバード1号」の自由席乗車案内にはすでに長蛇の列。下写真はさらにそのあとの7時42分発富山行き「サンダーバード3号」の列ですが、この時間でここまで列ができています。
11番のりばの様子

7:10 4番のりば
 夜行列車三番手は青森からの特急「日本海2号」。ブルーの車体がホームに映えます。
日本海2号到着

7:18 3番のりば
 「日本海2号」の到着から8分後、となり3番のりばに東京からの寝台急行「銀河」が到着します。「日本海」が車庫に引き上げるまでの数分間、夜行列車の2本ならびが見られます。
銀河到着 日本海と並ぶ銀河

7:18 10番のりば
 また同時刻の7時18分、10番のりばには南宮崎・長崎発京都行き寝台特急「彗星・あかつき」が入ってきます。この時刻、駅全体では3本の夜行列車が止まり、夜行列車の到着ピークを迎えます。
彗星・あかつき到着

7:26(休日・期間により7:27または7:28) 4番のりば
 さきほどの「日本海2号」が引き上げたあと、4番のりばに長野発の急行「ちくま」が入ってきます。しばらくの間ですが、こちらも急行「銀河」と並びます。急行同士(しかも両方とも夜行列車)の並びというのは、ひょっとして全国でもここでしか見られないのではないでしょうか。
急行ちくま到着

8:00(休日は8:02) 11番のりば
 ほとんどの寝台列車の到着が終わると、かわって昼行特急の出発タイムを迎えます。この時間には11番のりばから高山ゆき特急「(ワイドビュー)ひだ23号」が出発します。名古屋発着が主流の「ひだ」ですが、急行「たかやま」廃止後は大阪駅にも1日1往復がやってくるようになりました。
(ワイドビュー)ひだ23号

 ・・・さて、このあたりからいよいよラッシュタイムは佳境に入ります。午前7時から9時までの2時間に、1日の乗降客数の約2割にあたる約15万人の人がこの駅を利用します。

8:58 10番のりば
 ラッシュタイムもやや終わりにさしかかる頃、その間隙をぬって10番のりばから長野行き特急「(ワイドビュー)しなの15号」の出発です。「しなの」も基本は名古屋始終着の列車ですが、1往復のみが大阪発着になっています。この体制はかなり前からのもので、381系時代から続くものです。

 ちなみにこの列車、さきほど「ちくま」で到着した車両が使用されます。
(ワイドビュー)しなの15号

9:20 10番のりば
 朝のラッシュも終息を迎えてホッとした頃、10番のりばに西鹿児島からの寝台特急「なは」が到着です。2分の停車の後、新大阪に向けてゆっくりと出発して行きます。
寝台特急なは到着

9:57 3番のりば
 この時間、はるばる函館からやってきた寝台特急「日本海4号」が到着です。「日本海」は、7時10分発の2号と並んで寝台列車では珍しい2往復体制。
日本海4号到着

 「朝の夜行列車到着ラッシュ」はこの「日本海4号」をもってひとまず終了。しかしながら、これら夜行列車の到着終了を待たずして、約1時間半前の8時26分、すでに昼行特急一番手、富山4時57分発の特急「サンダーバード2号」が到着しています。この「夜行と昼行の重なり合い」の時間帯が見どころのひとつかもしれません。

 夜から朝へ。日は昇り、人は激しく往来する。その間も間断なく列車は到着し、出発してゆく。ターミナル駅の躍動を感じ取れる時間帯です。

 始発→データイム前の部はここまでです。引き続きご覧になられる方は、

 中2階・2階通路に行く
 中央口改札に行く
 御堂筋口改札に行く
 桜橋口改札に行く
 引き続きホームでデータイムの大阪駅を見てみる

 のいずれかへお進みください。


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