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大阪駅Osaka〜各のりばとホーム階〜

※画像に枠のついているものは、画像をクリックすると大きめの画像を表示します。

まずは各のりばのご紹介です。

環状内・外回りのりば環状内回り・外回りのりば
 文字どおり、大阪環状線の内回り・外回りが発着するホームです。以前は「環状1・2番のりば」という名称でしたが、隣に1・2番のりばがあってややこしいからか、1982(昭和57)年3月からこの呼び名に変わりました。大阪駅の中ではもっともホーム幅が広く、乗降客が多いホームのひとつです。
1・2番のりば1・2番のりば
 福知山線(JR宝塚線)の快速・一部の普通と北近畿・山陰方面の特急が出発するほか、北陸方面からの特急の到着ホームに使われています。福知山線の普通電車は、JR東西線の開通・相互乗り入れにより運行形態が変わり、大阪駅から出発する列車は多くが東海道線下りの6番のりばから出発します。このような感じですので、昼間は3・4番のりばと同様、比較的ゆったりした空気が流れていて、賑やかな東海道・環状ホームとは対照的です。
3・4番のりば3・4番のりば
 九州方面寝台特急列車の出発ホームであるほか、北陸方面からの特急列車の到着ホームとして使われています。また、朝夕のラッシュ時間帯には、このホームから東海道線下り(神戸方面)の新快速・快速電車が出発したり、大阪止めの通勤電車の到着ホームとなり、5・6番のりばの補完的役割も果たしています。
5・6番のりば5・6番のりば
 東海道線(JR京都線・JR神戸線)下りの新快速・快速・普通電車の出発ホームです。通常は5番を新快速・快速が、6番を普通電車が使っています。また6番とおとなり7番のりばの間には中線(機回し線)がありましたが、これは改良工事に伴って撤去されています。
7・8番のりば7・8番のりば
 東海道線上りの新快速・快速・普通電車の出発ホームです。通常は7番を普通電車が、8番を新快速・快速電車が使っています。5・6番のりばと並んで、いつも人があふれ、活気あるホームになっています。ラッシュ時にはホームに人があふれてさばけなくなるからか、一部の新快速電車はとなりの9・10番のりばから発車し、8番のりばには大阪止めの電車が入線するホームの振り替え措置が採られます。
9・10番のりば9・10番のりば
 主に福知山線と山陰・九州方面からの列車の到着ホームです。しかし、こちらも3・4番のりばと同様、ラッシュ時には上り方面の新快速電車が発着し、ひとときのにぎわいを見せます。また夜になると、北陸や信州方面への夜行列車が出発するホームになります。
11番のりば11番のりば
 北陸線の特急「サンダーバード」「雷鳥」が出発するホームです。また一部東京方面への夜行列車の出発ホームでもあります。他のホームと違い、原則優等列車が使用するホームとなっています。しかしながら、近々行われる改良工事によりこの場所には百貨店が建つ予定で、遠からず姿を消す運命にあります。

続いてホーム階にあるもののご紹介。
○サンダーバードの巨大壁飾り?
 11番ホームの壁に、ながーいサンダーバード号が張り付けられています。広告スペースと壁飾りなんですが、実車と同様、ちゃんと車番が付いていたり、窓の部分が広告になっていたりして、なかなか凝った造り。
サンダーバードの飾り
 サンダーバード号がデビューする以前は、ブルートレインの飾りでした。

○立ち食いうどん
 意外に思われる方もいらっしゃるかも分かりませんが、大阪駅のホームで立ち食いうどん屋さんは1ヶ所だけです。環状線ホーム東端にあります。ここの特徴はメニューが豊富なこと。関西ローカルのテレビ番組で考案されたものをはじめ、本当にいろんなメニューがあって、初めての時はどれにしようか迷ってしまいます。そしてもうひとつの特徴は、出てくるのが非常に速いこと。食券売場でおばちゃんが居て、食券が売れるとマイクでメニューを言います。渡し口を見るとすでにその時点で食器が並び始めていて、数秒で出てきます。

 うどんのダシ自体は大阪で食べるうどんよりも少し濃いめの味付けです。私のおすすめは「牛丼セット」と「すしセット」。牛丼セットを頼むと生卵がついてくるんですが、いつも牛丼とうどん、どちらにかけてよいものやら悩むんですよね〜。
立ち食いうどん屋さん

○降車専用階段
 乗降の多い大阪駅ですが、乗車用と降車用(上りと下りではなくて)が分かれてている階段は1ヶ所。こちらも環状線ホームです。ホームに上がってくる「乗車用」は東端、ホームからコンコースへ降りる「降車専用」は乗車用階段から少し西に行ったところにあります。ただ、電車の停止位置から見ると降車専用階段のほうが電車に近いため、降車階段を上ってくる強者も結構いらっしゃいます。私も時々やります(汗)。
降車専用階段
 ちなみに、上のうどん屋さんにお越しの方、間違えて降車用階段を上ってしまった時は、階段を上りきったところで後ろを向いてください。うどん屋さんは後ろになります。乗車階段だと電車に乗る前に通るんですが(上のそば屋の写真でもみなさん通ってらっしゃいますね)、降車専用階段から見ると背面になります。

○郵便ポスト
 5・6番のりば、7・8番のりばの中央口階段付近にあります。鉄道郵便があったころにはここに出すと若干速く着いたのかもしれませんが、現在は大阪中央郵便局の方がここまで収集にいらっしゃっているようで、郵便が着く速さは変わらないようです。
ホームのポスト

○ホームもどき
 東海道線ホームの西端、12両編成でやっとかかるくらいの端っちょに、妙な切り欠きがあります。これ実は機関車の引き上げ用ホームなんですね。現在大阪始発の客車列車は、宮原操車場または向日町(京都)の操車場できちんと仕立てられた上でホームに入ってくるようになり、終着の列車は、そのまま進行方向に引き上げるようになりました。大阪止めの列車を、機関車を付け替えて反対方向に引き上げる、ということがなくなってしまったわけです。そういった事情で、このホームは不要になりました。そこで平成9〜12(1997〜2000)年の間工事が行われ、このホームにあった線路は撤去されました。今はポールなんか建ってたりして。私が子供の頃、このホームにはいつも機関車が止まっていた記憶があるんですが、それも昔の話なんですね。

 ちなみにこの工事で、合わせて6・7番線の間にあった中線の撤去も行われています。
ホームもどき

○短冊(たんざく)
 1・2番、3・4番、9・10番のりばには短冊式の時刻表。蛍光灯が入った白いボードに、列車ごとに作った短冊のような長〜い透明板を引っかけて表示する方式です。昔は大きな駅なら大抵ありましたが、今は風前の灯火。はるか遠くの始発駅・終着駅が書かれていて、非常に旅情を誘います。他の大駅ではなくなってしまっても、大阪駅では少数ながらまだまだ現役。私が大阪駅が好きな理由は、こういうところです。国鉄スタイルが残っているんですよね。参考までに黄色の板は臨時列車です。

 しかし、長距離列車が少なくなった今、北陸線全部の優等列車を合わせてもボードの半分で収まるほどになってしまったんですね。淋しい限りです。
長距離列車用の時刻表

○おべんとう。
 駅と言えば駅弁。大きな駅ではたくさんの種類が選べて、旅の楽しみのひとつでもありますね。大阪駅のホームでは、1・2番のりば、11番のりば(いずれも原則長距離列車が発車するホーム)で駅弁が買えます。立ち売り、ワゴン販売はありません。業者さんは1社。季節ものも含めますと、20種類以上の駅弁が楽しめます。一番人気は「八角弁当(1,100円)」だそうで、八角形をした経木折りの容器に、煮物が中心の幕の内弁当です。是非お試しあれ。
弁当屋さん


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